ケアマネージャーの仕事を知ろう

ケアマネージャーの仕事は利用者の生活の質を向上するために、公的・民間問わずサービスを調整することです。まず行うことは、利用者一人一人の生活をより良いものにするために、どんなことに困っているのか課題を整理するアセスメントを行います。アセスメントから生活上の課題を見つけ出し、どのサービスを使えば解決することができるのか、公的なサービスで解決できない時はどのように解決するのかを考えます。

また、家族の状況を考慮しながら家族がどれくらい対象者への支援ができるのかを知り、必要に応じて民生委員や近所の人、ボランティア団体にも協力を要請することもあります。公的なサービスを使うとなると、事業所に対して対象者の情報提供を行いながら週何回利用するのか緊急時の連絡はどうするのかといったことも取り決めます。複数の公的なサービスを使う場合には、それぞれの事業所から担当者を集めその利用者に対する情報共有と支援方針を統一するために担当者会議を実施します。その間も対象者とともに事業所の見学を行うこともすれば、医療が必要なときには受診も行い薬の処方をしてもらうkとになるでしょう。

実際に計画が実施されれば、定期的に利用者のサービスの利用状況を振り返りながら改善すべきところはないかをチェックするモニタリングが行われます。追加でサービスが必要であれば事業所と調整を行い、時には行政とも話し合いを重ねます。反対に、不必要なサービスがあれば変更、利用の中止も検討します。このような一連の流れを通して、利用者の生活を支援するのがケアマネージャーの仕事です。